むし歯の治療
歯は治療するたびに脆くなる?
むし歯は進行することで、痛みを伴い、最終的には歯を失ってしまいます。
むし歯が見つかった場合は、削って埋めるという治療を行いますが、そもそも歯は治療するたびに脆くなってしまいます。治療部分はむし歯になりやすくなりますし、被せ物をすることでつなぎ目から汚れが溜まりやすくなります。
よく治療をすると元通りになると思われますが、正しくは修理をしただけです。これはお車と一緒で、事故部分を完全に元の状態には戻せませんし、修理箇所は以前より壊れやすくなります。
むし歯になる前にしっかりとメンテナンスを行うことが何より大事ということです。メンテナンスを行うことでむし歯は予防できます。
のんたん歯科クリニックでは、4カ月に1回のメンテナンスを推奨しております。
むし歯の原因
むし歯は「歯や周辺に付着した食べかす」と「細菌」によって出来た、プラーク(歯垢)が原因です。このプラークが出す「酸」によって歯の成分が溶け、徐々に穴が開いてしまいます。
プラークをしっかり除去するためにも、「正しいブラッシング・フロス」と「歯科医院で行う定期的な清掃」が不可欠です。
ただし先天的な歯並びが原因でプラークが除去しにくい場合もあります。そのような場合は、むし歯・歯周病によって歯を失うリスクが向上しますので、歯並び矯正をおススメすることもあります。当院ではマウスピースを使用した歯並び矯正も行っております。
治療前の麻酔にも配慮しております
注射による麻酔が苦手な患者様も多くいらっしゃいますので、当院では事前に表面麻酔(患部に塗る麻酔)を行います。これを行うことで、針が刺さる際の「チクッ」とした痛みが和らぎます。さらに成人の方であっても、小児用の針(世に出ている中で1番細い針)を使用し、痛みを感じないよう配慮しております。
また麻酔液を注入する際に「圧」が急激に加わると痛みを感じてしまうので、細心の注意を払いながら、ゆっくり麻酔液を注入します。
神経は残すことを最優先に
むし歯をある程度放置してしまうと、いずれは根っこに達してしまい、神経の除去が必要になります。
一見、神経を除去すると「痛みから解放される」ということで良く思われがちですが、実はデメリットしかありません。
神経を除去すると、歯に栄養が到達しなくなります。そうなると歯は脆くなり、少し硬いものを食べただけで歯が割れてしまうこともあります。
※神経を除去すると寿命が短くなり、完璧に治療しても15年以内には何かしらトラブルが再び起こると言われております。
上記の理由から、のんたん歯科クリニックでは神経は安易に除去しません。
削らないむし歯治療(ドックセメント)
むし歯が見つかった場合、通常はその部分を削り、詰め物や被せ物で処置を行います。しかし歯を削ることで、患者様の痛みや負担が伴う上、歯の寿命が縮まってしまいます。
そこで当院ではドックセメントという特殊なセメントを使用し、歯を削らない治療を行なっております。
※銅イオンによる殺菌効果により、むし歯菌をなくす治療です。
ドッグセメントを使用すると、「歯を削らない・痛みが少ない・神経を残せる・歯の寿命が延びる」といったメリットがあります。
ドッグセメントはお子様〜大人まで幅広く対応しておりますが、むし歯の進行度合いによっては対応できない場合があります。